熱血!気味?キャリコン父さん ~~~インターンシップ編~~~
【第5話】『インターンシップ5日目の夜』
登場人物 | キャリコン父さん:キャリアコンサルタントとして若者~中高年を支援している宏の父。 キャリ父と表記。 宏:キャリコン父さんの長男。現在、大学3年生。 |
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第4話から続く・・・
宏 | うん、そう思った。・・それと今日は、来週のインターンシップ最終日の発表のことで担当者から話があったよ。 |
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キャリ父 | ふーんそれで? |
宏 | 前年の人のプレゼン資料を渡されて”こういう感じ”だって言われた。 |
キャリ父 | そこには何が書いてあった? |
宏 | ほとんど体験内容だったね、最後のスライド1枚分が”学び”だったと思う。 |
キャリ父 | うっ?・・いまなに言った?! |
宏 | えっ?”体験内容と学びだけ”って、言ったけど・・。 |
キャリ父 | なにー?・・・・・(゜_゜)目が点だぜー・・宏!・・。 |
宏 | ??? |
キャリ父 | それで担当の方は・・・なんか他に言ってなかった? |
宏 | うーん・・・”やったことを話してくれたらいいから”って言ってたと思う。 |
キャリ父 | あーーー、こりゃキツイ・・キツイなあ。 |
宏 | えー?なんかまずいのかなあ? |
キャリ父 | まずい、まずいなあ・・。これじゃ、インターンシップの成果は半分だよ、半分。 |
宏 | どういうこと?・・わかんないなあ。 |
キャリ父 | あのさー、”学び”はいいんだけどさー・・・学びっぱなしはどうなんだろー? |
宏 | うーん・・。 |
キャリ父 | これまで多くのインターンシップ生の最終日のプレゼンを聞いてきたけど、ほとんど”学び”どまりなんだよね。 |
宏 | ・・というと? |
キャリ父 | もう一歩、前に進んで欲しいんだよね。・・つまり学びをこれからの学生生活や人生にどう活かしていくのか、っていうのを話して欲しいんだよね。 |
宏 | あーー、父さんがいつも言ってる”知識は使ってなんぼ”ってやつだね。 |
キャリ父 | そうそう。使わないと知恵にはならないし、それに学びっぱなしでは、そのうち忘れてしまうだろ? |
宏 | 確かに・・。 |
キャリ父 | インターンシップに行くってことは、これからの就活に役立たせるためにやってるんだから、その就活にどう活かしていくのか、考えをききたいね。 |
宏 | でも、それって会社の人は関心あるのかな?・・インターンシップでどういうことが印象に残ったのかっていうのは関心はあると思うけど。 |
キャリ父 | そうだね、それは関心があるだろうね。自分たちが提供したプログラムだからね。それに・・今後のインターンシップ・プログラムの改善に役立つしね。・・でも・・会社の人も、インターンシップ生が今後の学生生活や就活に役立たせるために来てることを知ってるわけだし、そうだとしたら、自分たちが提供したプログラムが本当に今後の学生生活や就活に役立つのかどうか気になるんじゃないかな? |
宏 | うーん、そう言われればそうかもしれない・・。 |
キャリ父 | まあどちらにせよ、インターンシップ生自身は、学びをどう活かすのかを考え、活用しないと”変化”することはないから、もったいない話だ。 |
宏 | あーー、そういえば担当者の人は”このインターンシップで自分自身がどう変化したのかも書くように”って言ってたことをいま思い出した。 |
キャリ父 | おいおい、そんな大切なこと・・。だろう?!”変化”って大切なんだよ。担当者のほうが父さんよりもっと短期的な変化を求めてるってことだよね。・・その短期的な変化を報告するときに、昨日話した”日報に事柄だけでなく感情も書いて”おけばまとめやすいんだよね。・・・例えば・・・”こんなテストで大丈夫なのか不安に思った”・・・だけど他のテストも学び、品質テストの大事なことを理解できたとき”部分的なことだけで判断することの危険さを感じた”・・というように自分の変化を書けるね。 |
宏 | うーん、そんなにうまくは表現できないと思うけどね。 |
キャリ父 | 参考にしてくれればいいよ。とにかく宏は学びをどのように今後活かすのか書いてくれよな。 |
宏 | わかった。 |
キャリ父 | オーケー、それじゃ、今日はこれぐらいにしとこうか。・・宏、お休み。 |
宏 | うん、お休み。 |
キャリ父 | 宏、そういえば明日の火曜日、ピンチをチャンスに、について詳しく知っている人との面談だったよな? |
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宏 | そうだけど。 |
キャリ父 | 結局、誰と面談することになったんだい? |
宏 | わかんない。 |
キャリ父 | ふーん、面談時間はどれくらいあるのかな? |
宏 | いやーどうかな?教えてもらってないけど。 |
キャリ父 | ・・いやー教えてもらってないけど・・じゃなくて、自分から聞いたのかい?誰とどれくらいの時間、面談するのか。 |
宏 | 忘れた。 |
キャリ父 | おいおい、だってさ相手が誰なのか分かっていれば、面談の時に質問する内容も考えやすいと思わないか? |
宏 | えっ?質問?・・質問するの?だってピンチをチャンスに、についてだから・・・それはその人に伝わってるでしょ。 |
キャリ父 | いやいや・・・そりゃそのことについては伝わってるかもしれなけど・・・あのさ、その質問に答えてもらって・・例えば、1時間の面談時間で・・30分時間が余ったら、宏、どうすんの? |
宏 | えっ?・・終了・・かなあ。 |
キャリ父 | うっ?・・いまなに言った?! |
宏 | えっ?・・終了? |
キャリ父 | なにー?・・・・・(゜_゜)目が点だぜー・・宏!・・。 |
いったいキャリコン父さんはなぜ(゜_゜)目が点になってしまったのか?
第6話に続く・・・・・
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